01当社について

ごあいさつ

  2021年3月、大阪府に新型コロナウィルスに関する、緊急事態宣言が発令される中、弊社は創立70周年を迎えました。長年に渡りお取引いただきましたお客様、仕入れ先様のお陰と深く感謝して、71年目の新たなスタートを切りました。弊社は全国的にもめずらしい業態の小麦粉専業の業務用卸問屋として成長を続けてまいりましたが、40周年を過ぎた頃より取扱商品の拡充をはかり、60周年の頃よりはリテール事業としてNET SHOP“粉やの息子”というインターネット事業を新たに展開し、業務用のみではなく、ご家庭のお客様にもご愛顧いただく企業になってまいりました。新規のお客様から「大阪食糧卸は知らないけれど、“粉やの息子”は知ってるよ」というお言葉もいただくようになりました。70年の間にお客様の小麦粉に対するご要望も変化し続けてまいりましたが、特にここ10年は新たな品種の国内産小麦の栽培が多数始まった事もあり、特長のある小麦粉が一気に増えてきました。また、国内に約80社ある製粉会社様の企画、開発、技術の進化により魅力的な小麦粉の登場や、応用技術も進んだことで我々専門家としても、小麦粉を用途によって選定する事が容易ではなくなってきました。現在の日本に品質の悪い小麦粉はもはや存在しません。思うような製品が仕上がらない場合は、小麦粉とお客様のご要望がミスマッチしている事が多いと思われます。ご要望の風味、お好みの食感、産地に関するこだわり等に合わせた様々な種類の小麦粉の中から、我々はお客様がお望みの最終製品に到達するために、これまで培ってきた知識と経験を活かして、ご一緒に考え共に解決していく、水先案内人「小麦粉のソムリエ」になっていきたいと考えています。
  我々、社員一同は日々、原料小麦から小麦粉本体そして2次加工の勉強・研究を日々重ねて、皆様のお役に立てるよう努力を続けて参ります。今秋にはNET SHOP“粉やの息子”の実店舗『小麦粉OUTLETSHOP“粉やの息子”大阪本店』を本社ビル内にオープンし、2022年には同ビル内に家庭用の製パン・製菓をお客様と共に勉強する『“粉やの息子”ふっくらぱんSCHOOL』と、業務用の研究開発施設『Reserch&Developmentセンター』を開設します。皆様のお役に立てる施設になるよう運営してまいりますので、是非お立ち寄りください。
  また、販売においては、皆様のご要望の小麦粉の販売単位にお答えすべく、弊社自社工場で詰め替えた1Kg袋・3Kg袋から、業務用大袋、タンクローリーのバラ需要まで、お客様のニーズに応える容量、包装形態を、ご提供してまいります。
  『ぜひ、我々と一緒に小麦粉の迷宮に迷い込んでみませんか?そこには奥深いおいしさと楽しみがきっと待っています。』
  今後とも皆様のご愛顧、ご指導、ご鞭撻をよろしくお願いいたします。

2021年8月
大阪食糧卸株式会社

代表取締役